大都市の幸福度ランキングで川越市が1位に

全政令市・中核市・県庁所在都市の合計83都市中第1位に

 1月23日付のITMediaビジネスONLINEの記事によれば、ブランド総合研究所の調べた全国83市の幸福度ランキングで、川越市が1位であったことがわかった。

参考記事 : https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2001/23/news112.html

 対象になったのは全国にある全ての政令指定都市・中核市・それ以外の県庁所在都市の合計83都市で、項目は幸福度・満足度・愛着度・定住意欲度の4つと、それらから求めたSDGs指数の合計5項目。回答対象者は15歳以上の各市民であった。

 川越市民に対するアンケートについては、各項目のうちSDGs指数と幸福度が1位、満足度が4位、愛着度が10位、定住意欲度が13位となり、平均的に高い順位を獲得していることがわかった。

バランスに特化した川越市の特徴がそのまま現れる

 川越市は、昔から「いくつもの顔を持つ街」と言われている。
 江戸時代以来農商工の産業がバランスよく発展し、近年では観光産業も加えて4種の産業がそれぞれ大きく発展した状態となっている。
 また、城下町を中心とした伝統的な風土もある一方で、明治維新の際には進んで廃城に協力したり、大正時代には市制をいの一番に施行したりという前進的な市民性も持ち合わせている。そのため、地方の大都市に比べて排他的かつ保守的な空気が少ない。

 ただでさえ江戸・東京が近いという利点もありつつ、市内でも働き口や商業施設が多い。それに加えてあまり排他的ではない風土と自慢できる観光資産がある。また、病院不足・医師不足が全国でもずば抜けて深刻な埼玉県にあって高度救命救急センターを含む多くの大病院が位置し、同様に教育の質が問われる現代において多数の高校・大学が集まっている。
 そうまとめると、幸福度・満足度が高いことも非常に頷ける。

今後は交通施策も鍵になる

 川越北環状線の開通、湘南方面への高速バスの運行開始等、川越市内の交通情勢も次々と改善されています。

 しかし未だに30分ヘッドで放置されている川越線川越以西、10両編成であれど1時間3本の単線である川越線川越以東。この2点もそろそろ改善をしてもらいたいと感じる。

 特に川越線の荒川橋梁は、荒川治水事業により架替をすることが決まっている。これを機に伏線での架替をぜひとも進めて頂きたいものである。

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