Dell XPS 13 Plus を試してみた

その他

更新停止の理由

ご無沙汰しております。昨今、諸事情で更新できておらず、申し訳ございません。

更新が停止していた理由は、主に以下の3つです。

  • JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会がしりすぼみで終了し、著しくやる気が削がれたため
  • 仕事が忙しいため
  • 愛用していたデスクトップ PC と iPad Pro が同時に故障し、投稿に対するハードルが上がっていたため

JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会の体たらくについては、本当にやる気が削がれました。JRに心底やる気がないことに加えて、某埼玉県知事が数度にわたって「JRのやること」と水を差し続けたこともあって、失望以外の感情がない状態で1年程度を過ごしておりました。

 その1年間に仕事の状況が変わり忙しくなったこともありましたが、個人的にブログでの記事を書くための最も高いハードルとなったのが、3つ目の「愛用していたデスクトップ PC と iPad Pro の故障」でした。

 当ブログの記事を書くにあたって、iPad Pro または iPhone で写真や動画を撮影し、デスクトップ PC で必要に応じて修正したうえで反映しつつ文章を作成していました。このデスクトップ PC は、2004年に組んだ自作 PC を代々パーツだけ入れ替えながら使用しており、現在の構成は2020年に組んだ比較的新しいものでした。しかしある朝起動しようとスイッチを入れても起動せず、おかしいと思いケースと電源を交換しても起動せず、調査の結果マザーボードと SSD が両方とも故障し起動しなくなっていた事がわかりました。また、同時期に iPad Pro を路上で落として壊してしまい、両方の端末を一度に買い直す余裕とモチベーションもなく、この2023年を過ごしておりました。

 端末を作成・購入するにあたっては必ず実機を触って試したいのですが、仕事が多忙でなかなか実機を触りに行く余裕もなく、どうしようと考えていたところ、2024年1月に Dell アンバサダー限定 XPS 体験モニターなるものを知りまして、応募をしたところ短期間端末を貸与していただけることとなりました。
 今回、川越線関連の記事を作成するほどの余裕はありませんが、ひとまずブログ投稿を再開するまでのリハビリとして、体験記事を作成させていただければと思います。

XPS 13 Plus について

貸与していただいた XPS 13 Plus は、店舗でも販売されている 9320 という形式でした。スペックは以下の通りです。

CPU第13世代 Intel Core i7-1360P
OSWindows 11 Home 日本語版
MemoryLPDDR5 5200 MHz 16GB
SSD512GB M.2 PCIe NVMe SSD
VGAIntel Iris Xe Graphics
Display13.4 FHD+ タッチ非対応 非光沢
本体サイズH: 15.28 mm
W: 295.30 mm
D: 199.04 mm
重量1.23 kg
XPS 13 Plus 9320 Spec

CPU は、Intel Iris Xe Graphics を搭載した第13世代 CPU の上位モデルを搭載しています。メモリは LPDDR5 5200 MHz、 SSD は M.2 SSD と、こちらも、現在の選択肢としては最も高速な組み合わせを採用しています。アルミ筐体を採用していますが、決して変形を恐れるような柔らかさはなく、それでいて 1.23 kg という軽量には驚きました。

 充電器は USB-C で、USB-C 充電に使用する専用の AC アダプタも付属しています。

外見は、シンプルで独特な 「Dell コン」

外見はグレーのマット仕上げのアルミ筐体です。天板には Dell のロゴが、裏面には XPS のロゴがあります。この Dell のロゴとシンプルな外見は、古き良き Dell コンそのままです。

 画面のフレームは頑張って狭くしていますが、残念ながら四辺の全てにフレームがあります。カメラもあり手で潰しやすい上端はともかく、残りの三辺はもう少し頑張れなかったのかなと感じてしまいました。
 とはいえ、特に両端はギリギリまで狭くしているため、十分画面の広さを体験できます。

 キーボード面は、上部のエスケープキーとファンクションキー類がキーボードから分離されて本体側で仮想的に実装されています。起動すると、写真のように光ります。

キーボード自体は、配列としては大きな違和感はありません。一般的な JIS キーボードです。開発を行う身として Ctrl キーと左 Shift キーと Tab キーが大きいのは非常に好感を持っています。昔「なんでこいつ逆なんだよ・・・」と呪った fn キーと Ctrl キーの配置も、Ctrl キーを左においてもらっていることで誤操作をしなくなっています。
 いい点ばかりではなく、残念な点も挙げましょう。まず、電源ボタンは、最大の残念ポイントです。最大の誤爆ポイントである Enter キーの上部、BackSpace キーの右側にあります。誤爆防止の為、キーボードの他のキーよりもかなり重くできていますが、それでも誤爆は防げません。また、本体側に実装されたファンクションキー類は全て仮想ボタンなので、実際に押すことはできません。従って、Esc キーや Delete キーといった開発に必須のキーも仮想化されており、非常に使いづらいです。
 また、キーボードのバックライトはかなり淡い光のため、本当の真っ暗闇でなければ光っていることがわからないかもしれません。逆を言えば、真っ暗闇で操作する時にはちょうどいいと感じました。

 タッチパッドは、本体に埋まっており、明確な場所がわかりません。だいたい真ん中あたりを感覚で触ると、反応します。見た目という面では、個人的には好きですが、便利かと言われると、微妙です。暗闇でキーボードのバックライトを頼りに作業する際、タッチパッドは光らず見えないので、本当に感覚だけが頼りになってしまいます。

使ってみての評価

 実際にこの記事も XPS 13 Plus で作成しています。まず、使用感の中で良かった点を挙げます。

  • 記事作成と簡単な画像編集の範囲では、スペックに全く不満がない
  • キーボードの押し心地は非常に良い
  • 充電器がコンパクトで持ち運びやすい
  • アルミ筐体なのにしっかりした作りとなっていて持ち運びやすい

続いて、いまいちなポイントを挙げます。

  • 電源ボタンをそこにおくと誤爆します・・・
  • Esc キーや Delete キーが仮想ボタンだと使いづらい
  • タッチパッドどこ問題
  • 本格的な画像編集や並列作業をするには少しメモリが足りない

おそらくですがイマイチなポイントは、Dell さんも予想している範囲だと思います (だとしたらリリース前に直してと思ってしまいますが、ここでは封印します)。このあたりは今後に期待ですね。

最後に

本レビューは、Dell アンバサダープログラム内の Dell アンバサダー限定体験プランに基づき、完全に無償で実施しています。従いまして、有償の案件記事ではないので、少し辛めのレビューをしていることはご承知ください。また、Dell アンバサダー限定体験プランは、貸与機を1ヶ月で返却しなければならず、今後端末をどうしよう問題は継続いたします。その点もご承知頂けますと幸いです。

それでは。

コメント