名称は「圏央ライナー川越湘南線」
東武バスウエストと神奈川中央交通西の2社により、川越と藤沢を結ぶ高速バス路線が開設されることになりました。
東武バスの神明町車庫から本川越駅・川越駅を経由して、本厚木駅を経由して辻堂駅・藤沢駅へと向かう路線で、名称の通り、圏央道を利用する路線とのことです。
本数は午前と午後に1往復ずつで、所要時間は川越駅から本厚木駅まで約1時間40分、藤沢駅まで約2時間半で結ぶとのこと。運賃は川越地区~本厚木駅間が片道大人1800円・子供900円、藤沢市内までが片道大人2000円と子供1000円で、往復割引も設定される予定とのことです。
参照元 : http://www.saitama-np.co.jp/news/2019/02/19/06_.html
観光・ビジネス両面で需要が見込まれる?
このバス路線により結ばれる川越市・藤沢市の両市は、どちらも市内やその周辺に観光資産を有する東京の衛星都市の1つで、いずれの地域も国内外からの観光客が増加する人気の観光地です。人気の観光地同士を結ぶことで観光需要を更に励起することが見込まれ、今回の開設に至ったとのことです。
また、川越市・藤沢市と途中経由する厚木市は、いずれも商工業の中核都市としても重要な地域であり、ビジネス面での利用も見込まれています。
川越周辺と神奈川県内を結ぶ移動手段がアツい!
2013年(平成25年)の東武東上線・西武池袋線・東京地下鉄副都心線・東急東横線・みなとみらい線の大規模な相互直通運転が開始されて以来、川越市周辺と神奈川県内各地との移動に関する利便性は毎年向上しています。2015年(平成27年)3月には圏央道の神奈川県区間が埼玉県区間・東京都区間と接続され、道路情勢も大幅に変わりました。
近いところでは、2019年12月にはJR川越線・埼京線・湘南新宿ライン・相模鉄道の相互直通運転開始により川越駅と横浜市西部の湘南台方面との移動が乗り換え不要になる予定で、そこへ加えてこの圏央ライナー川越湘南線の開業です。
すごい贅沢を言ってしまえば、昔からたまに上がっている川越と小田原・箱根の直通移動手段が開設されてほしい気持ちはあります。このところの埼玉県と神奈川県の移動手段増加ブームに乗じて実現してくれないかな、と心の中で祈っている次第です。
それでは、また。
コメント
藤沢市内までの運賃大人¥1000とありますが、¥2000が正当化と思います。
岩倉亘さま
ご指摘ありがとうございます。
当該の部分、修正いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。