JR川越線荒川橋梁川越方散歩 (2)

川越線

荒川橋梁川越方散歩の続き

荒川橋梁架替前の姿を収めるべく炎天下の散歩を行った記事の続きです。2本立ての2本目となります。1本目をご覧になりたい場合は上のリンクからお願いします。

荒川踏切にて

 まずは荒川踏切の北側、新橋梁が掛かると思われる場所付近から川越方面。この写真の右手、正面の墓地の右側を掠めて橋梁が始まる計画です。前半の記事の通り、新橋梁は周囲亭を完全にまたぎます。

続いて、指扇方面。左側から正面に向かって、現橋梁に近づくように設置されます。

せっかく成長した左側の樹木ですが、おそらく新橋梁設置の折には撤去されるのではないかと予想されます。

 続いて、荒川踏切南側へ。まずは踏切全体。

左手前の標識とゲートがなぎ倒されています。これは2020年(令和2年)11月18日にトレーラーが幅員制限を無視して踏切に突っ込んだ際衝突してこの状態となりました。ただ、それ以前にも衝突する車はちらほらあって、もともとボロボロではありました。また、この標識は完全に色あせており、もはや禁止の意味があるのかわからないデザインとなっています。

 ちょうど川越行きが来たので1枚取りましたが、監視装置とかぶってしまいました。失敗。

後追いで川越方向も1枚。こちらはもう少しきれいに撮れました。

踏切遠景を1枚。ここに突っ込むトレーラーの頭の悪さ、おわかり頂けたでしょうか。

この場所に、河口から44キロの標識があります。

荒川の総延長は約173キロなので、総延長の約4分の1くらいの場所に荒川踏切と荒川橋梁が設置されていることになります。

薬師堂と歩行者通路の新設

 荒川橋梁へ向かう築堤の途中に、石積みの階段と墓地があります。前回の記事で紹介した、曰く付きの薬師堂の墓地と、線路を渡る通路です。

先述の通り、この歩行者専用踏切は現在封鎖されており、新しめの鎖が結ばれていました。

 この墓地の川越方で、囲いを作って工事を行っていました。

これはこの先で築堤を通過する市道の狭いトンネルに付随する歩行者通路の新設工事によるものです。

参考URL : 工事のお知らせ (PDF)

 墓地から1本北の道路、新橋梁の通過予定地付近から1枚。新橋梁はちょうどこの付近から鉄橋となり、周囲堤を超えて指扇に向かう予定です。

 歩行者通路を追加するトンネルですが、ご覧の通り非常に狭隘で、度々歩行者や自転車と自動車の衝突事故が発生しています。この道路は古谷本郷地区の中心を貫くため、お年寄りや通学で利用する子どもたちも多く、川越市で歩行者通路の設置を推進していました。

カメラを向けると、川越車両センターへの入庫車両がゆっくりと築堤を下りて行きました。夏の空に似合いますね。

 この歩行者通路は2022年度(令和4年度)完成予定ですので、およそ8年後に始まるであろう旧橋梁撤去に合わせて解体される可能性もあります。
 一見すると無駄な計画のようにも見えますが、この歩行者通路の計画はかなり前から持ち上がっているものなので、単純にタイミングが悪かっただけのようです。また、荒川橋梁架替工事が実際に始まると工事車両の往来も激しくなることから、整備を予定通り進めることになったのではないかと思われます。

結び : JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会の調査結果に注目

 国土交通省関東地方整備局とJR東日本大宮支社の合意内容にもある通り、JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会の進めている調査結果によって、新橋梁の詳細が大きく変化することになります。

 今後については、協議会の調査結果、特に秋頃予定される中間報告に注目したいと思います。

 また、指扇方の撮影も、近々行いたいと考えています。それでは。

コメント