第2回JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会にて決定
参考資料 : JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会
標題の通り、2021年(令和3年)2月1日に行われた第2回JR川越線荒川橋りょうの複線化仕様での架換えに関する協議会にて、以下の内容で調査が行われることが方針として決定しました。
- 川越線の輸送状況及び沿線地域の現状分析と複線化の効果
- 橋梁架換えに関する技術上の課題、工程上の課題等の整理
- 橋梁の複線化の方策、複線化仕様の橋梁の形状等の分析及び検討
まとめると、荒川橋梁の複線化仕様での架替を行った場合の調査を行いつつ、JR川越線の複線化についても調査を行う方針となった、という形になります。
これについてJR東日本は特に反論せず、また必要に応じて調査に対しての協力を行う方針も示しており、荒川橋梁のみならず日進駅以西の複線化に向けて一歩前進しました。
調査主体は埼玉県
参考資料 : https://www.pref.saitama.lg.jp/a0109/kawagoesen/documents/tyousanituite.pdf
上記の参考資料によると、調査主体は埼玉県で、川越市とさいたま市からの負担金も合わせて調査を発注し行う方針となったようです。また、これまでの調査内容についても、国土交通省とJR東日本から必要に応じて共有するとのことです。
結び : 調査結果に期待
各自治体や協議会の持ち寄り書類と決定事項の内容を見ると、基本的には日進駅以西の複線化を含めての調査とし、川越市とさいたま市もまずは調査から費用負担を行う姿勢を明確化しました。これまでJR東日本が複線化に強く否定的であったことから川越市もさいたま市も費用負担の明言を避けてきましたが、昨年の署名活動以降は費用負担にも前向きとなり、今回の協議の結果までに大きく風向きが変わってきていることがわかります。
一方で橋梁以外の複線化の費用対効果、またその場合の費用負担等、大きな課題も残ります。この点も含めて、今後行われる調査の結果に期待したいと思います。