JR川越線南古谷駅駅前広場の設計図と利用客誘導施策

川越線

JR川越線南古谷駅の駅前広場の設計図が公開されていました

参考URL : 社会資本総合整備計画 南古谷駅周辺地区都市再生整備計画

上記の資料は以前から目を通していたつもりでしたが、予算や地区全体の設計図にのみ目が行ってしまい、南北の駅前広場の設計図について完全に見落としていました。

 今回はその設計図についてまとめたいと思います。

南口は現在の交番周辺が中心となる

南古谷駅南口設計図 (PDFから抜粋)

現在の南古谷駅の駅舎は完全に撤去され、その場所に橋上駅舎からの階段が設置されます。

 南口駅前広場への導入部は、全て現行の道路を利用するようです。一方で現行のロータリーは完全に解体され、現在の交番付近がタクシープールを擁するロータリー中心部となるようです。

 駅横にある西武バスのバス停とタクシー乗り場、現行のロータリー入り口にある川越シャトルのバス停は場所がシャッフルされ、タクシー乗り場とタクシープールが分離され、タクシー乗り場と川越シャトルのバス停が現在の西武バスのバス停付近に、西武バスのバス停が現在の川越シャトルのバス停付近に移動するようです。
 加えて、西側の2本の道路の間に送迎時の一時駐車場が、駅前に身障者用の一時駐車場がそれぞれ新設されます。

北口駅前広場は南口駅前広場とほぼ点対称

南古谷駅北口設計図 (PDFから抜粋)

北口駅前広場の構造は、南口駅前広場をほぼ点対称にした形です。ただし、導入部は南口と異なり、北側の1箇所のみです。

 通常の路線バスのバス停とシャトルバスのバス停が南口と逆になっていますが、おそらくこれはどちらでも良く、誘致する予定の路線バスとその想定利用客数によって入れ替えるのではないかと思われます。

想定するバス利用客は北口の方が多い?

南古谷駅南北自由通路設計図 (PDFから抜粋)

現在、南古谷駅のバス停は南口のみで、南古谷駅から東武東上線上福岡駅を経由して上赤坂まで向かう西武バスが毎時1本〜3本と、埼玉医大総合医療センターへ向かう川越シャトルが1時間に1本、東武東上線新河岸駅へ向かう川越シャトルが1日に2本発着しています。
 この中で埼玉医大総合医療センターへ向かう川越シャトルは北へ進路を取るために迂回するルートを取っています。そのため、北口駅前広場開設の折には、北口発着になるのではないかと考えられます。

 北口方面ですが、現在この近辺を走る路線バス・コミュニティバス・シャトルバスは設定されていません。
 おそらく2キロほど北の国道16号を走っている本川越駅と川越グリーンパークを結ぶ西武バスの一部または全てが、北口の導入路を経て南古谷駅北口に乗り入れるのではないかと考えられます。あるいは、南古谷駅北口と川越グリーンパーク、南古谷駅北口と泉町方面、あるいは南古谷駅北口と川越警察署・やすらぎの郷方面を結ぶ新規路線の開業も考えられます。
 何れにせよ、北口側も西武バスによる路線バスが乗り入れることで、南口と同等かそれ以上の路線バス利用客が新たに見込まれます。

 また、現在は川越シャトルと同じく迂回して南古谷駅南口に発着している愛和病院や帯津三敬病院等の駅北側に位置する病院へのシャトルバスも、北口駅前広場開設の折には北口経由もしくは北口発着になるのではないかと思われます。

結び : 南古谷駅北口と北口駅前広場の開設により、南古谷駅の利用客数は大いに増える余地がある

バス路線やタクシー・自家用車での送迎の利便性向上により、潜在的な駅利用客数の増加は疑いようがありません。また、川越市が直接誘導する方針ではないようですが、北口側の宅地開発も民間主導で行われることが見込まれます。そうなれば、徒歩での利用客も大幅に増えることでしょう。

 JR川越線の複線化においてJR東日本の上げている需要の低さと伸び悩みですが、南古谷駅では5年計画で利便性向上と利用客の誘導を実施する予定です。川の向こうでは西大宮駅周辺の区画整理も順次進み、合わせて利用客数の増加が見込まれています。
 JR東日本には、この現実を踏まえての正しい投資の決断を願うばかりであります。

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