埼京線新ホーム、待望の完全供用開始へ
待ち遠しかったJR渋谷駅埼京線新ホームへの切り替え工事が、2020年5月29日金曜日深夜〜6月1日月曜日始発までの間に行われることになりました。
2015年の着工から5年、ようやく大目的の1つである埼京線ホームの移設が完了することになります。
参考URL : https://www.jreast.co.jp/press/2019/tokyo/20200218_to04.pdf
現行ホームの最北端が新ホームの最南端になる
現行ホームの最北端は、現在新ホームとなる予定の空間を応用した改札までの通路として共用されています。この境目付近がそのまま新ホームの先頭部となる予定です。
新ホームの最北端分は数十メートル延伸され、旧大山街道のガードの付近となります。一方、新ホームの最南端からのホームの一部は、新南口への連絡通路として共用される予定です。
改札口への連絡階段を2箇所増設
現在、JR渋谷駅埼京線ホームからは、新ホーム予定地から上り階段で接続する中央改札口か、実質埼京線専用となっている新南口改札口のみ利用可能な形になっています。
今回新ホームの供用開始とともに下り階段やエスカレータが設置され、ハチ公口と南口へ直接移動できるようになる予定です。また、ハチ公口へはエレベータも設置される予定です。
宮益架道橋も通行止めとなる
埼京線新ホームの最北端は旧大山街道の宮益架道橋と隣接し、なおかつホーム幅に合わせて埼京線の下り線(北行線)が移動します。これに合わせて橋桁の角度変更と移動が生じるため、下を通る旧大山街道は5月30日2時〜8時と同日22時〜7時にかけて通行止めとなります。
新型コロナウィルスCOVID-19の感染拡大に伴う緊急事態宣言により基本的に外出禁止となっているとは思いますが、やむを得ない通勤等でどうしても付近を通行しなければならない皆さんはお気をつけください。
次は山手線ホームの改良
埼京線ホームの改良は、今回の移設でおおよそ完了となります。次は山手線内回りの線路を埼京線下り線(北行線)の移動により生じたスペースに合わせて移動しつつホームを拡張しする作業になります。そしてその後山手線外回りの線路を現行の外回りホームの場所まで移設し、現行の内回りホームを拡張しつつ島式ホーム化する作業をもってホーム改良工事が終了します。
一見すると山手線ホームは狭くなるように見えますが、埼京線ホーム移設によりホームを経由して双方のホームを移動する必要性がなくなるため、ホーム上の混雑は大幅に緩和される見込みです。
また、上下線でそれぞれ出られる改札口が異なっていたり、同じ改札口でも違う場所に出てしまったりという複雑さも解消されるため、利用客が増えても混雑しづらい構造へと一気に変換することができます。
新型コロナウィルスCOVID-19の影響は?
おそらくですが、新型コロナウィルスCOVID-19の工期に与える影響はほとんどないのではないかと思われます。むしろ混雑を気にすることなく切り替え作業が進められるため、効率的かつ三密を避けた安全な工事ができるのではないかと予想しています。
ただし、国内外の工場の閉鎖や生産調整により資材の調達遅延のリスクはあり、間接的に若干工期への影響が懸念されます。
まとめ
直接JR川越線とは関係ありませんが、乗り入れ先でおそらくJR川越線沿線からの利用客も少なくないJR渋谷駅の改良工事のニュースであり、今後も継続して取り上げていきたいと思います。
それでは、また。
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