最後の209系3000番台が川越を去る

3月11日に桐生へ退避回送された模様

 川越車両センター内に留置されていた最後の209系3000番台である64編成が、とうとう川越線を去ったようです。

 僕自身は仕事だったため追うことはできませんでしたが、複数の友人から情報は得ているため、本記事でまとめたいと思います。

既に運用を外れて留置中だった

 はっきりとした日付はわかりませんが、当該の64編成は、今月初旬以降定期運用から外れていたようです。定期運用から外れて以降は川越車両センターに留置されており、当面は予備車として運用されるのでは?と予想していましたが、その予想よりも遥かに早く川越線を去ることになり、驚いています。

迅速な回送は「転出」のため?

 今回の64編成回送については、大宮経由で廃車回送された他の205系3000番台や209系3000番台の各編成とは異なり、桐生の下新田にある留置線への退避回送となりました。209系3500番台及びE231系3000番台の導入が急速に進んでいることにより急かされた面もあるとは思いますが、回送先を鑑みるに、北関東地区への転出が目的なのでは?という見方もあります。

 実際、205系3000番台の一部は富士急行線への転出により「第三の人生」を歩んでいます。また、北関東地区の両毛線・上越線・吾妻線・信越本線では、1985年(昭和60年)のデビュー当時とほぼ変わらない211系が現在の主力として走っており、その置き換えとして利用される可能性は十分ありそうです。高崎線等の211系を旧来の115系と置き換えて利用していますが、元々211系も高崎線や宇都宮線で酷使されているため、遠からず順次置き換えられるのではないかと言われています。

それでは、また。

コメント