川越市駅周辺まちづくり懇談会が一区切りしました
ご無沙汰しております。
2025年(令和7年)8月27日から2026年(令和8年)5月20日にかけて合計4回にわたり開催された川越市駅周辺まちづくり懇談会が、4回目の5月20日開催分をもって一区切りとなりました。
この懇談会は、川越市・川越県土整備事務所・周辺自治会の自治会長・東武鉄道・西武鉄道を集め、まちづくりが専門の大学教授を座長として進められてきました。川越市駅周辺まちづくりビジョンの策定を目的とし、今回その案が固まったという運びになります。
川越市駅まちづくりビジョンについて
5月時点での案は上記の素案からかなりブラッシュアップされていますが、まだ公開されていないのでご了承ください。
上記素案にもある通り、かなり抽象的なまちづくりのビジョンを策定した形となります。
このまちづくりビジョンは、5月20日実施回での意見も踏まえて川越市の都市計画課で修正を行い、この後6月下旬から7月頃にパブリックコメントを募り、8月には最終決定したいとのことでした。
このまちづくりビジョンの立ち位置は東武鉄道も重要視しているようで、東武鉄道の担当者は「このまちづくりビジョンが完成し方針が決まったところで改めて再開発を検討する」と言っていました。
周辺自治会の自治会長は口を揃えて「ビジョンはビジョンとして、実際に形にすることに意味がある」「今すぐ解決すべき問題がある」と言っていましたが、東武鉄道からは、まちづくりビジョンとは別に川越市駅の混雑対策等を進める必要があるとの返答もありました。
この川越市駅周辺まちづくりビジョンは、本川越駅と川越駅と合わせた三駅の連携を前提としたもので、なおかつ具体的な「川越市駅周辺」の範囲には本川越駅周辺も含まれています。懇談会にもオブザーバとして西武鉄道の担当者が参加していたのは、こういった理由からと推察されます。また、当然と言えば当然ですが、西武鉄道も川越市駅周辺のまちづくりの動きには注視しているとコメントしていました。
川越工場跡地について
以前 X でも呟きましたが、この後公開される川越市駅周辺まちづくりビジョンの最終版には、東武鉄道から提供された東武鉄道川越工場についてのコラムが掲載されます。特に秘密ではなさそうだったので、改めて本記事で先行的に紹介いたします。
既知の通り2020年(令和2年)10月で東武鉄道川越工場は閉鎖され、工場機能は南栗橋に移管しました。しかしその後も軽微なメンテナンスと点検を行う東武鉄道川越整備所として設備が残され、時折利用されていました。その東武鉄道川越整備所も2022年(令和4年)10月をもって残されていた設備を南栗橋に移管し、現在は東武鉄道川越作業所としてごく限られた点検・修繕のみ行っているとのことでした。
閉鎖の予定は明示していないものの、東武鉄道川越工場として使用していた広大な敷地の跡地の活用について言及していることから、事実上閉鎖を検討しているものと思われます。
とはいえ、引き続き保線・運輸の拠点であることは変わりないとも東武鉄道側で言っていたので、現在日常的に使用している側線・引上線については引き続き残るのではないかと予想しています。
結び: 東武鉄道が熱い
懇談会には4回中3回参加しましたが、東武鉄道の温度感は総じて高いと感じました。おそらく、川越市よりも高いかもしれません。
90000系の営業開始もまもなく、池袋駅の拡張改修と大山駅の高架化も具体的に動き出し、東武鉄道の中で野田線と並んで ATM 扱いされていた東上線もようやく日の目を見ています。
川越市駅周辺の東武鉄道の所有地は、川越市中心部に残された最後にして最大の土地です。東武鉄道が東上線にも熱い視線を向けているうちに、ぜひとも有効な計画を進めて頂きたいと思います。
